こんばんは。7月になって本格的な梅雨になって来ました。各地で大雨が災害を起こしていますが、皆様の所は如何でしょうか。ここ関西は最近激しさを増してきたように思います。しとしと降る梅雨なんてもう何年も経験していません。激しい変わりようは今の世の中を象徴しているようで、大きな変化を予感します。
人の心と自然とはどこか連動しているようです。大雨、猛暑。この夏は厳しいと思います。混迷が続く政治もいよいよ末期の様相を呈してきました。私はいつも変化を求めるタイプなので、どんどん激しく変わることを求めていますが。
工房は色々な仕事が重なって来て一度整理しなくてはならない状況です。今日は乾山陶器葵紋大鉢の水挽きを市ました。この位の大きさ、と手で示された大まかな要望だったので、何個か高低差を付けて、三個を水挽きしました。
HPから色んなメッセージを頂きます。京焼の検索より、最近は「和食器」部門でかなり優位な位置にいるので、そこから入ってきてくれる人が多くいます。そのせいか京焼に限定する仕事よりも幅広く色々な作品を購入してくださいます。
私共の仕事の中にひとつ大きな柱があります。紅い釉薬で「辰砂釉」と呼ばれるものです。独自に長年掛けて作り上げてきた釉薬です。今日ある材料の中で最高とされる灰や長石を使うのですが、昨今の材料不足は深刻で、この釉薬に使われるものもすでに廃業されたところもあって、どうしても入手できない状況です。在庫が少し残っているので10キロ位は釉薬を作ることができます。最近HPからも辰砂釉の作品が売れるようになってきて、今一度この作品が作れるラインを検討しています。
工房は今大きく3本のラインを建設中です。全体がスムーズに機能するにはかなり手間が必要だと思います。
弟子入り希望者、歓迎いたします。
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