ウォーキング秘話

ウォーキング秘話

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こんばんは。二月に入って早いもので、一週間がたちました。二月は今年を占う意味でも大変重要な月と感じています。28日と短く慌ただしく日が過ぎて行きますが、しっかり詰めて仕事をして行きたいと思っています。

土曜日とあって山の工房にも突然の来客が続きました。思った様に仕事は進めてもらえません。実際計画通りに仕事を進めていける日がどの位あるでしょうか。ここでの生活は思った以上に雑用が多く、気持ちを制作のテンションに持って行くまでには、かなり素早く切り替えるコツを持っておかないといけません。私は朝のウォーキングで気持ちの切り替えをしています。45分位歩くのですが、20分位するとざわついた気持が一つギアーが入るというかテンションが変わります。落ち着いた気持ちが出てきます。自然の中、朝の光をいっぱい頂きながらただ歩いているだけで心が一つになって来ます。運動もかね、また精神衛生にもなって、私の大事な日課です。

古代ギリシャには「逍遥学派」といい歩きながら考える一派があったそうですが、また京都には西田幾太郎先生が歩かれた「哲学の小路」がある様に、歩くことと思考することとは大いに繋がっているように思います。日本の詩人もよく歩いています。西行然り、芭蕉然り、また山頭火然りと色々名前が上がって来ますが、歩くことで人は天啓の光に浴することが有るようです。軽いハイ状態になります。この気分が一日を決めてくてます。

朝のウォーキングから帰ってくると一日のスケジュールが体にピッシと入っている状態です。それがないとどこか頼りない感じがします。朝に歩くことができなくて昼、また夕方と歩いてみるのですが、どうも違う感覚なのですね。どうも朝のウォーキングに何かしら秘密がある様に思うのですが。

これからはもう少し早起きして、もっと朝の光を頂きたいと思っています。

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