66回の終戦記念を終えて

66回の終戦記念を終えて

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お早うございます。時間の経つのが怖いほど早く感じています。八月に入りお盆の支度をしなくてはと思っていたら、今日はもう藪入り。京都五山の送り火。いろいろなニュースに送り火も翻弄されたようです。まだまだ私たちが震災後の生活に軸を持っていないことの証しだと思います。国会もなにやら遅きにしした思いがありますが、ようやく動きがでてきたかな、そんなことを思うと、「甘い!」とお叱りを受けそうですが。しっかりとした方向と迅速な行動を期待したいと心底思っています。

八月に入って世界経済がガタガタと震度8レベルの強震に見舞われました。以前から指摘されていたことですが、いよいよマネーの崩壊か?と思わせる事件が続きました。戦後がいつの間にか戦前になっている、そんな思いに駆られています。昭和大恐慌、戦前とは仕組みや構造が全く違った世界情勢ですが、結局リーマンショックから三年、状況が好転したかと言えば、むしろマネーの増発で各国はインフレに悩ませられるようになってきました。各地で暴動が金髪に起き、方向性のない行きづまった状況が今も事態を深刻化させています。リーマンショック後アメリカは巨額なマネー、国債を世界にばらまきました。そのマネーで中国や後進国がGDPを上げてきました。中国経済はバブル化し、その発展を加速しなければ経済は持たなくなってきました。その歪みの象徴が高速鉄道の事故だと思います。アメリカの国債の格付けが下がることと、あの事故とは深い因果関係があると思っています。

デフレに悩む日本でさえ「金」ゴールドのニュースが流れ始めました。金の価格が史上最高値を出した。それって市場経済に対する恐怖心の現れでしょう。ドル安やインフレに対するヘッジだけが要因ではなさそうです。どうも事態は深刻になってきたように思います。こんな心配当たらない方がいいに決まっているのですが、今年後半年末にかけ、八月に起こった事態がどのように推移意していくのか、心して注視したいと思っています。

明治の先代方もいろいろな苦難を通り越して、立派な作品を世に残してこられました。時代が変わろうとも人のこころは変わりません。いつもいつもこの原点を見つめて、私たちの仕事を進めて参ります。

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