京焼「菊形向付」の削り仕上げです。この仕上げが大変なようです。菊の花びらを一枚一枚、鉋(カンナー削り仕上げをするための道具)で削りだしていきます。絵付けは京焼「十草文飯碗」の続きです。呉須(青く発色する絵具)線をひきおえ、茶の線を引き始めました。十草の絵付けは線のリズムとタイミングが大事です。
お正月の大鉢 色絵唐草文大鉢が焼けました
こんにちは。秋の日暮れはつるべ落とし、日増しに夜が早くなってきます。それと共に今年もあとわずかの感覚がどこか焦りを生んでいます。年末にかけて準備をしなくてはと思いつつも、新作のアイディアに詰まっているのか、それとも動きが鈍いのか。まあ、一つずつ始めるのが早道の毎度です。
関西は低気圧に覆われていると天気予報は洪水、大雨の警報を出しているのですが、ここ貝塚では生温かな風が吹き、青空も見え始めています。静かな一日の始まりです。
工房は新作作りに追われています。工芸店様の注文もそうですが、ホームページ用の新アイテムにも力が入ってきています。今日は色絵唐草文大鉢を掲載します。三年ほど前一度中鉢で試作をしものです。なかなか面白く出来上がったので、大鉢に描いてみたらという勧めもあって、今回この鉢に大胆に描くことに致しました。口径八寸ある大鉢です。
さて、何を盛りましょうか。いろいろな楽しみ方ができると思うのですが。昔「辻留の和食器入門」という本のなかに唐時代の黒釉鉢(口径が丁度八寸)が掲載されていたのを思い出しました。本棚から出してみているのですが、多種多様な素材の盛り付けがされていて、面白く見ています。どの様な季節にも態様する、どんな素材でも呑み込める大海原のような見込みを持った大鉢です。若い時からこんな器ができるようになりたいと思っていてことを思い出しました。さてさて、今回の器がそのような大ぶりの器だと言っているのではないのですが、これも昨日生まれたばかり。使ってくれるお人によって、大きくも小さくも育っていくと思われるのですが。楽しみな器だと思います。
工房の一つのアイディアなのですが、新作の器に料理を盛ってくれる方を探しています。興味のある方はいらっしゃいませんか?ご連絡くださいませ。
椿文夫婦湯呑ー上絵付け
陶主は京焼「菊形向付」型打ち制作の続きです。私は椿文夫婦湯呑の絵付けです。その後、工芸店様で定番になった十草文飯碗の下絵付けです。
年間商戦に向けてゴー
こんばんは。先週は慌ただしい一週間でした。11日火曜日久しぶりに工芸店様に品物を納めに行きました。今年もはや10月を迎え正月商戦用の作品を作っていかなくてはいけない時期になりましたが、少し出足が鈍っています。ここ二年景気が減速していることもあり、また今年は震災や世界経済の不安もあって一段と難しい状況が続いています。ようびさんの注文はますますコアな仕事が増えています。誰も手の出せない特殊な食器が多くなってきました。時間のかかることはもちろん見本の段階でストッップしている仕事も多く抱えています。なんとか今年中に完成して皆さんに見ていただきたいと思っているのですが。間に合うでしょうか。
高級な食器が売れないと聞きます。特に震災後その傾向が強いようです。今の日本人のマインドが贅沢を制限しているのかもしれませんね。でもいいものはいつの時代でもどんな状況でも私たちは作ってもいくし、またそれを求めている方々も決して少なくないと思っています。心を伝えていく私たちの仕事はどこにいてもどんな状況でも変わりはしません。ハートツーハート。今こそ大事なことだと思いながら日々作陶しています。
私たちは今ホームページで販売強化をしています。普通の工芸店並みのアイテム数を掲載しようと思っています。今日も新作を錦窯(上絵窯)で焼きました。これから新作をどんどん掲載いく予定です。求めやすく内容の濃い食器を思いっきり作っていこうと考えています。今掲載されている120アイテムをまず200アイテムにします。そしてもっとボリュウムのあるページにいたします。今年中に土台作りを完成したいと思っています。難しい作品もいいのですが、気楽な食器もまた私たちの大事な仕事です。どんどんその所を具体化したいと考えています。どうぞ期待してください。
頑張りましょう。我々は必ず新しい時代を築いていきます。今のグローバル経済が破たんしようがどうなろうが、希望の未来は今胎蔵しています。産声を上げる時が間もなく来ると信じています。産みの苦しみが2年3年と続くかもしれません。でも頑張りましょう。
京焼「菊文向付」ー型打ち
京焼「菊形向付」の制作の続きです。昨日、ろくろ制作で作った鉢型の器を、菊型にあてて菊弁を出していきます。型にしっかりとはめてから、外側の菊弁をへらで入れていきます。最後に高台を付けます。絵付けは湯呑の新作です。乾山の上絵総塗りの椿文を湯呑にしてみました!
京焼「菊文向付」ー制作に入る
先日、工芸店様での打ち合わせにて京焼「菊文向付」見本をお見せしました。店主真木さんが気に入られたようで注文を頂きました。早速制作に入ります。まずは型打ち制作のためのろくろ制作です。絵付けは、焼きあがった大鉢に、色の出の薄い箇所をもう一度、全体の様子を見て色盛りしました。
新作アップしましたー「この葉形紅葉小皿」
これから少しづつ寒くなり、工房の周りの山々も色づいてくることでしょう。
新作「この葉形紅葉文小皿」です。
この意匠は京焼永楽さんの写しですが、この葉の中に紅葉をいれて足もとにたくさん葉っぱが落ちている雰囲気なんかは秋そのもの、にくいですね。それだけではないですよ、丸く描かれた白化粧は月を表していたり、葉っぱの付け根にはポイントでくり抜いてあったりして。表面は釉がかかり、裏面は土見せ。さすが老舗ですね。盛り沢山の要素を組み入れた小皿です。
うんちくはいいとして、可愛らしい葉っぱの小皿を食卓へどうぞ。これから寒くなりお鍋の回数も増えるでしょうし、湯豆腐なんかもいいですね。必ずいるのが薬味皿、しょうがにおネギをちょこっと載せてテーブルへ。形のある小皿は重宝します。
2011年10月焼き上げ作品 その2
京焼「色絵椿文四方小皿」と「色絵オモダカ文四方小皿」です。これから椿の花も咲きだしますね。椿は長い期間楽しめる可愛らしい花ですね。たくさんの色や種類があって、椿ファンの方は結構多いみたいです。それもあってか四方小皿も椿文は人気があります。
オモダカ文は夏の模様なので少々季節違いですが、こちらも追加注文を頂きました。最近ではあまり見かけなくなったオモダカですが、夏の風情をしっかりと醸し出していて小さな白い花が咲くところなんかはとても愛らしいですね。来年の夏の小皿に二足早くいかがですか(^^)
詳しくはこちらから→工芸店様「色絵椿文四方小皿」のぺージへ
詳しくはこちらから→工芸店様「色絵オモダカ文四方小皿」のぺージへ
京焼「この葉形紅葉小皿」です。タイムリーにホームページ新作が出せました(^^)これからの季節にいかがですか。小さなお皿ですが、細かい部分にいろいろと楽しめるところがあって、盛り沢山な一枚です。
銚子の蓋ーサイズ変更見本だし
今日は工房での火曜教室の日でした。いきなり3時のおやつの話でなんですが、栗が一粒入ったお菓子を頂きました。
とても美味しかったです(^^)制作はしっかりと進んでいて、生徒さんの一人は大壺の上絵をされていました。皆さんとても楽しんでおられます!
工房の仕事は、工芸店様のお仕事です。銚子の蓋の追加制作です。サイズ変更が入ったので変更サイズの見本を作ることにしました。私は、昨日施釉しました器の指あと直しを終えました。
辰砂釉の施釉
辰砂釉の窯準備です。先週、下絵付けをした器に釉薬をかけ、指あとを直しています。箸置きはようやく削り終えたので、陶主に念を入れてもらいました(^^)
来客、懐かしの水間焼を持って
水間焼の古くからのお客様が、20年前(陶主35歳くらい)の作品をもって遊びに来られました。蹴りろくろで作られた豊かなたわみのあるお皿と粉引の汲み出しを見せてくれました。この時の作品は窯も違い、やはり焼けもかわりますね。土の色合いや、釉の発色、何ともいいものでした。懐かしの器なのに、古く感じない不思議な器です。見せてくださってありがとうございました。
仕事は辰砂釉の窯の準備です。陶主は釉薬を掛け始めました。私は箸置きを削りました。
京焼「結び紋箸置き」-型越し
金曜日は公民館陶芸教室の日で陶主は指導に行きました。今週末に公民館祭があるそうで、制作はなく作品の展示だそうです。お近くの方は是非お寄りください。生徒さん方によるバザーが毎年盛況ですよ!仕事は京焼結び紋箸置きの型起こしの続きです。型を抜いた後に、結び目の修正を入れて起こしは終わります。そのあと、細部を削って仕上げていきます。
~貝塚市山手地区公民館・陶芸クラブのご案内~
公民館が設立した時から続いているこの陶芸クラブは昼の部と夜の部の2教室があり、それぞれ伏原(陶主)の指導の下、楽しく作陶に励んでいます。窯や釉薬などの設備も充実しており、全くの初めての方から陶芸の魅力に取りつかれた方まで幅広く、遊ぶことができる自遊空間です。興味を感じた方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
毎週金曜日 |
13:30~16:00(昼の部) 19:00~21:00(夜の部) |
部費は3か月で1万円です。
お問い合わせは貝塚市山手地区公民館までお願いします。 電話:072-446-0090
7寸パスタ皿ー下絵付け
陶主は7寸パスタ皿に釉薬ワークです。一枚づつ、瞬間のバランスを計りながら仕上げていきます。私は結び紋箸置きの型起こしです。
京焼「この葉形紅葉皿」-絵付け
先日焼けてきましたこの葉形皿に紅葉を絵付けしました。赤で紅葉を描き葉脈に金を入れていきます。
打ち釉でマグカップ
新作の飯碗です。朝来ましたら絵付けが仕上がってました。今日の陶主の仕事はマグカップと飯碗の絵付けです。絵付けといっても、打ち釉という技法になるのでしょうか。陶主の独特のセンスが光ります。大鉢の絵付けは大唐草です。内側を絵付けしました。
辰砂椿文ー絵付け
昨日の辰砂釉を使っての絵付けです。伏原窯の辰砂椿文です。この黒い辰砂釉が赤くなるとは想像できませんよね。夫婦湯呑と豆皿に椿文を。ただ今在庫が切れてます、チューリップカップにも辰砂釉を使いました。
新作アップしましたー乾山「絵替わり飯碗」
乾山「絵替わり飯碗」焼けました!
実りの秋、そして食欲の秋、ご飯が美味しいころになりました。
伏原窯では先日の窯から乾山写しの飯碗が焼けてきました。この飯碗は、乾山の作品の中に「銹絵染付絵替わり向付」というシリーズがあります、その向付を「普段使いの飯碗として使いたい」というお客様からのリクエストから出来上がった飯碗シリーズです。
お馴染みの呉須絵具と鉄絵の濃淡を活かし、葵紋、七宝文、木文、雲文、梅紋の5種類を作りました。
この季節のおススメはなんといっても、「栗おこわ」ですね。全体に落ち着いた色調の飯碗に艶のある新米に可愛い栗が見え隠れ。滋養をいっぱい吸収したいですね。
ご夫婦で、またご家族で、お好きな絵柄を楽しんでくださいませ。飯碗は贈り物にされても喜ばれます。
乾山 絵替わり飯碗↓↓↓写真をクリックしてください↓↓↓
2011年10月焼き上げ作品
乾山写し「絵替わり飯碗」です。「乾山の銹絵染付絵替わり向付を、普段使いの飯碗として使いたい」というお客様からのリクエストから出来上がった飯碗シリーズです。雲文、七宝文、梅紋、木文があります。新米を新しい飯碗でいかがですか。
京焼「笹形小皿」です。とっても小さな笹形で、可愛らしいですよ。使い用途は薬味や角砂糖など、小さなもの専用ですが、つい欲しくなってしまう愛らしさ!です。
辰砂釉調合
今日は公民館、陶芸教室の日でした。教室から帰ってきてから、辰砂釉の調合です。すり鉢で灰と鉱物をいれ、ゴリゴリすります。綺麗な緑が決め手です。綺麗な辰砂釉になりますように。
新作の準備
辰砂釉を使う器を用意しています。作ってから少し時間がたっているので、埃を払う箒を作り、先ずは器の掃除からです。しっかり埃を払い、撥水剤をかけました。湯呑、マグ、飯碗にどんぶりの新作が出来上がる予定です!絵付けは四方小皿オモダカ文です。
京焼薬味入れー完成
京焼薬味入れの削り仕上げです。蓋と本体を一つづつ合わせての作業です。最後に匙入れ削って完成です。絵付けは京焼四方小皿、オモダカ文です。あたりをつけ、呉須で黒い線を入れます。この上に絵具を盛ることで、黒が定着する仕組みです。
京焼四方小皿(椿文)-上絵付け
仕事は京焼薬味入れの削り仕上げの続きです。今日は日和がよく、先日焼きあがった新作、乾山写し絵替わり飯碗をコスモスをバックに写真撮りしました。完成した結び文箸置きがいがまない様に陶主に手を入れてもらいました。陶主が手を入れるのと入れないので、歪み方が変わります。私ではまだまだダメです。絵付けも昨日の続きで京焼四方小皿、椿文です。色をいれて完成です。
栗おこわで、テンション上がりました
こんにちは。すっかり秋めいてまいりました。今年は栗の生り年のようで、たくさんおすそ分けを頂きました。さっそく家内が栗おこわを作ってくれました。いつもより具だくさんのおこわに感激しています。あさの散歩に山栗を拾うのが楽しみです。
丘に登ると箒で掃いたような雲と薄が一面に広がります。深呼吸をして、秋をいっぱい胸に吸い込み、おいしいねぇ!これから秋の実りを楽しんでいきたいと思います。
工房は土曜日に焼き上げた窯の検証に入っています。いろいろなテストを仕込んだのでそれなりの思いがどう反映されたか、じっくり考えています。乾山夕顔文向こう付け、下地が黒く、そこにほんのりと夕顔が浮かび上がるという文学的な茶碗を題材に頂いたお向こうです。光源氏の夕顔に思う心を表現したいのですが、今回のテストではまだまだそこまで行くことが出来ません。素地と釉薬の相性を見定める段階ですが、今回は釉薬が少し暑く掛かったのでしょう、思う黒さを得ることが出来ませんでした。考え方は間違っていないようですが、微妙な釉薬の厚さと窯の温度をもう一度検証したいと思っています。
今年も早10月、残すところ三か月を切りました。震災が昨日のように思えますが、時間は確実に過ぎています。今年の気象は穏やかさがなく振り子が大きく振れてばかり、体力、気力が激しく消耗されます。ここは秋の実りをたくさん頂、ひと踏ん張り、ふた踏ん張り、今日もがんばりましょう。
京焼薬味入れ、蓋ーろくろ制作
陶主は薬味入れの蓋のろくろ制作です。必要分の制作後、先につくってあった薬味入れを削り出しました。絵付けは京焼四方小皿の椿文です。
京焼「色絵小紋薬味入れ」-ろくろ制作
金木犀の香りが工房の中まで漂っています。すっかり秋空でひんやりしますね。陶主は工芸店様の追加制作の仕事を始めました。薬味入れのろくろびきです。小さな仕事です。私も同じく追加制作の赤絵結紋箸置きの型起こしです。
窯詰めー2011.9.30
今日は公民館陶芸教室の日でした。近々公民館祭があるらしく、生徒さん方は忙しく最終仕上げを行っているそうです。陶主が帰ってきてから、窯を詰めました。内容は京焼四方小皿、乾山写し絵替わり飯碗、夕顔文向付見本、同じく飯碗、京焼団扇形皿です。
絵付けは大鉢に大唐草を描きました。外側だけかいて一度焼きます。
~貝塚市山手地区公民館・陶芸クラブのご案内~
公民館が設立した時から続いているこの陶芸クラブは昼の部と夜の部の2教室があり、それぞれ伏原(陶主)の指導の下、楽しく作陶に励んでいます。窯や釉薬などの設備も充実しており、全くの初めての方から陶芸の魅力に取りつかれた方まで幅広く、遊ぶことができる自遊空間です。興味を感じた方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
毎週金曜日 |
13:30~16:00(昼の部) 19:00~21:00(夜の部) |
部費は3か月で1万円です。
お問い合わせは貝塚市山手地区公民館までお願いします。 電話:072-446-0090
京焼「団扇形皿」ー最終仕上げ
工房は窯詰め前の作業です。京焼団扇形皿に鉄絵で持ち手の部分を色付けし、唐草文をかき落しました。茶が入ると引き締まって団扇らしい感じがしますね。陶主に釉薬を掛けてもらって完成です。夕顔文シリーズのぐい呑みの化粧掛けが終わりました。こちらは今回の窯には入りません。明日は窯詰めです。
施釉について
秋の好日が今しばらく続いています。朝犬を連れて散歩に出るのですが、峠から見る空は雲一つない青空、犬たちも喜んでいます。誰だって気持ちのいい天気はいいものです。
工房は明日夜から窯を焚くので昨日から釉薬を掛けています。ここ何年かは古清水、仁清、乾山陶器を主に制作しているので、釉薬の種類も透明釉だけになります。窯は酸化焼き。ここでの釉薬はかなり薄く掛けます。ちなみに一般の釉薬の厚みは一ミリくらいが目安ですが、所謂瀬戸でいう「水薬」というものなんでしょうが素地が透けて見えるくらい薄くかかる場合もあります。その施釉は案外難しくきちっとした段取りでこなさないとうまく掛かりません。
私どもの釉薬には少し「ふのり」を入れます。「ふのり」って、なに?海藻です。昔はよく漆喰に入れたり、洗濯のりにも使われたり、また食用にも使われていました。今ではかなり貴重品になりました。この業界では工業化学のりを使用するところが多くなっています。水間焼伏原窯は伝統を重んじる工房なので、一々の材料は昔ながらの製法で出来上がったものを使うようにしています。また、釉薬は天然灰を原料にしているので、布海苔は欠かせません。布海苔の量で釉薬のとろみが変わり、水との割合で濃さを調整します。釉薬をうまく掛けるには、布海苔の調合が決め手になります。
少し秘伝っぽいことを書きますが、{辰砂釉}は二重掛けで色を出すのですが、ベースになる釉薬と上から掛ける釉薬の布海苔の調合が変わります。微妙な事なのですがそこの感覚を捉えると、二重掛けはうまくいきます。しかしこれは天然灰を主成分にした調合でしかうまくいきません。
伝統を守っていくにはつらいご時世になりましたが、ま、がんばっていきましょう。今日は新しい作品も素焼きが出来たので、期待して釉薬を掛けてみましょう。
窯準備2011,9,28
今日は釉薬をかけ、指あとを直しました。明日、今日素焼きした分に釉薬をかけて、窯詰めです。作業中に工房犬ななこが陶主の邪魔をしに来ました(^^)邪魔ですが、可愛かったりします。
夕顔文ぐい呑みー化粧掛け
夕顔文シリーズのぐい呑みに白化粧※をかけました。今日は火曜教室でしたので生徒さん方がこられ、作陶に励んでられました。生徒さんの一人が上絵を希望されたので、私も生徒さんと一緒に絵付けを進めました。
※白化粧とはー粗悪な土に白い土でコーティングすることで高級感を出す行為、時代と共に化粧を用いて装飾的な技法が発展してきた。各国において、その地域的な要素が強く白い化粧の上に鉄絵で文様を描いたり、その化粧を乾燥時に掻き落したり、器胎にダイレクトに模様を付けること。作り手に取って気持ちを直載的に表現できる技法のひとつとして古くから描く窯で発展してきました。化粧技法は奥深いのでまた一つづつ例を挙げながら説明いたします。