京焼四方小皿完成しました。乾燥させて素焼きに入れる予ですその後、先日仕上げたこの葉形皿に白化粧をかけました。イメージは十六夜月です。私は団扇形皿の型越こしをし、一つ削って仕上げました。




京焼・清水焼や乾山の写し等の向付・小鉢・茶碗・大皿等、御料理に応じた食器を手作りで製造し窯元より直送にて販売しています。
京焼四方小皿完成しました。乾燥させて素焼きに入れる予ですその後、先日仕上げたこの葉形皿に白化粧をかけました。イメージは十六夜月です。私は団扇形皿の型越こしをし、一つ削って仕上げました。




こんにちは。台風の影響で今週も各地に大雨が降るようです。和歌山の熊野に出来た自然ダムが間もなく満水になるということです。土石流で川下の村が大きな災害に遭う危険が増しています。どうにかならないものかという思いでいます。深層地滑りの危険が各地にあるようです。災害の年と今年初めに言われていましたが、次から次に出てくる想定外の出来事に、多くの方々もどう対処いいのか不安でいっぱいでしょう。
今週は敬老の日やお彼岸、秋分の日で世間はお休みも多いのですが、工房はそんな流れとはとんと関係なくいつものように仕事をしています。工芸は基本、手を休めてはいけないと考えています。手作りですので、休みなくコツコツと進めていくのが最良だと思っています。昔は月に二回程度の休みを取っていたのですが、今はやはり週に一度は身体も休めようと思って実行しています。気持ちをリフレッシュさせながらモチベーションを長く持続させる方法は、各自いろいろ工夫もいるのですが、私の場合親のことや家庭の事のもろもろも多く、どこかに出かけるとかなかなかできない状態です。とりあえず身の回りの掃除、整理にいそしんでいます。すたっふMさんは天然酵母に凝っていて、日曜日には朝からパンを焼いているそうです。ゆえに月曜日は手作りパンやスコーンがおやつにでてくる。そこに今年こそはとれとれの蜂蜜を加えたいと思っているのですが。
今日はなんか取りとめのない内容になっていますが、時間が迫ってきたのでこれにて。仕事、がんばろ!
四方小皿の削りを終え、四方のカットに入ります。このカットは削りと同じくらい時間がかかるそうです。この形になったらお馴染みの四方小皿ですね。絵付けは笹形小皿です。呉須は明るい呉須を使いました。口元に茶が入るのですが素焼きをしてからにしたいと思います。



陶主は京焼四方小皿の削り仕上げです。この四方小皿は、 四隅をカットしてあるせいか、よく型で作っているのかと聞かれます。この四方小皿はろくろで華奢にひくこと、そして4隅をカットしたことで出てくる軽やかさがいいところです。型で作るとどうしてもその部分は出てこないと思います。そこに四季の絵柄が描かれてある盛り沢山なところが魅力なのではないでしょうか。絵付けは乾山写し絵替わり飯碗です。呉須と鉄絵で描いていきます。ざっくりとした絵付けです。


陶主は京焼四方小皿の削り仕上げです。私はこの葉形皿の型起こしの続きです。



新作、乾山写し「松図茶碗」焼きあがりました!
ようやく秋の風情が出てきましたね。工房ではもう年末仕事です。
さて、この松図茶碗はやはり何といってもこれからの季節にぴったりな器です。内側、外側前面に松林で覆われ、冬の松林を感じさせる焼けに仕上がっています。
少し寒さが感じられてくるころは炊き合わせを盛ったり、ふろふき大根などはいかがでしょうか。 美味しい蕪の出回る頃には蕪蒸なんかもいいですね。
松図はオーソドックスな絵柄ですので時期も長く使え、飽きがこない一品です。
こんばんは。日中は蒸し暑さが残りますが、やはり夜になるとひんやりとした秋の風が部屋に入ってきてほっと溜息が出ます。部屋のどこかにいるのでしょうか、こおろぎや鈴虫の音が心を癒してくれます。
一昨日は満月でした。ラジオで中秋の名月と言っていたのですが、どうも季節感が合わないような気もします。朝夕の散歩道に萩が満開に咲いていました。ススキはまだまだ穂も出ていない状態で、この時期ではねぇ、お月様にお供えしたくてもできません。どうも季節感がうまくマッチングしていません。新暦で暮らしながら旧暦で暦を味わう。日本情緒は旧暦で、普段は新暦で。日本人は複雑に季節をコーディネートして暮らしています。ややこしいですね。ちなみに今日は立待月。昨日はいざよい(16夜)月。私はいざよい月が一番好きです。この月に似合う器が私の目指すところです。満たされていないところがかっこいい。食器の原点かもしれません。
そう、もちろん日本の器には季節があります。9月、この時期どの様な器が似合うのでしょうか?難しいところですね。夏と秋の中間でこれという器が見当たりません。染付なら月と兎、撫子紋、秋の七草、等々。でもね、それならお彼岸が過ぎてからで十分な気もします。9月は暦術から言えば土用にあたります。色は黄色。秋は白。器選びから言うと、もちろん私の独断と偏見ですが、侘び寂びた白磁です。李朝があるならそれに越したことはありませんが、伊万里でもいい。存在の薄いさみしげな器。
26年前ここに引っ越してきたとき、縁の下で見つけた白磁の花瓶があります。薄ネズミ色で焼けが甘く、お!李朝では?と思わす風情がある。秋になりススキを投げ入れたら、これが似合う。縁側に家内が作ったお団子を供えてみる。我が家のお月見にぴったりと嵌った。裸電球の明かりが障子に映え、奥の部屋から幼い子供たちの声がする。庭で鈴虫が泣いている。ゆらりゆらり山から満月が上がってくる。何とも贅沢な満たされた時間がそこにはあった。懐かしいな。
工芸店様で人気が出ました京焼四方小皿の追加制作の続きです。陶主は土を練り、ろくろ制作に入ってます。陶主が使っている道具はトンボと言ってお皿の大きさを計るさしのようなものです。形がトンボの様だから「とんぼ」と言います。そのままですね(^^)私はこの葉形皿の型起こしです。小さいので乾きが早く、最初に起こした分から削り仕上げをしました。


乾山写し「松図茶碗」です。HP新作です。よろしくお願いします!これから秋、冬の季節にピッタリな器です。前面に松林で囲んだ図柄は趣があります。

乾山写し「雲菊文銚子」です。こちらは工芸店様への納品の品です。
蓋の部分に安定感を出したリニューアルバージョンです。

京焼「菊文四方小皿」です。おなじみの四方小皿です。秋なので菊文から仕上げました。続いて椿文、おもだか文を制作予定です。 →京焼「菊文四方小皿」のページへ

昨日から太陽光発電がわが工房で始まりました。国の支援もあってかなりの需要があるようです。関電に申し込みが殺到しているようで、設置の話があってから約2か月以上かかりました。山間でまた日照時間もあまりないようなわが工房でも付けることが出来ると算定が出ました。半信半疑な気持ちは今なおあるのですが、国の支援で売電価格が1キロワット42円、10年間固定だそうです。我が家はエコキュートを使用しているので夜間電力が安く、また日中高い料金の時は留守が多く使用量が少ない。それらを合算すると少しの益が出るそうです。オール電化にする10パーの割引があり、さらに益が多くなるというのですが。まあ、長い目で見てもどうかなぁと思います。電気を屋根で作っていると何となく嬉しくなってきます。蓄電器が安くなれば次のステップになるのでしょうが、今はなかなか手が出ません。車の代わりに近場の用事なら電気スクーターなんかもいいかな、と思っています。こうして暮らしが変わるのかもしれません。
震災以後日本人の意識が大きく変わったと思います。私も災害はいつ我が身に起こっても不思議ではない、と感じています。原発に頼るエネルギーもできる限り早い段階で他のクリーンエネルギーに転換したい。どうすれば除染が速やかにできるのか。人類にとっても大きな問題でしょうが、世界の英知を持って解決していきたいと誰もが思っていることでしょう。個人個人の責任が重要になってきていることでしょう。赤信号みんなで渡れば怖くない、みんなの中に混じって生きていれば何とかなった世の中は、もうとっくになくなっています。個人の意識がこれからの方向を決めていく世の中です。責任は重いです。大人としての社会が作られていくでしょう。
思えば次世代に私たちは大きな負債を残してしまいました。国債の借金、それに今回の放射能汚染。私にも孫が一人いますが、この子たちの未来に申し訳ないという気持ちになっています。考えましょう。これからの国作りを。頑張りましょう。しみじみそんなことを思います。物を作りながら、轆轤を回しながら、未来に希望をつなげたいと考えています。
京焼四方小皿のろくろ成形です。少し立ち上がりのある小皿を成形し、少し乾いてから4方にカットしてあります。絵付けは乾山写し「花文小皿」の追加制作です。焼成前の色はピンクですが、これが焼くと緑になります。明日、花のしべをいれて完成です。


京焼「菊形向付」の見本、型起こしです。陶主は土の柔らかさのタイミングがすごく難しいといってます。内側の型にあたる部分と外側の菊弁を内とずれないように一つづつ出していきます。絵付けは京焼「菊文四方小皿」です。



今日は雑務の一日でした。土の小分けや工芸店への品物の梱包と、バタつきました。夕方ようやく落ち着き陶主は土を練り、ろくろびきの準備です。絵付けは四方小皿を一枚仕上げました。



太平洋高気圧が張り出してきているようです。少し落ち着いたお天気が続く様ですね。工房に朝から清々しい風が流れています。台風以後山間はすっかり秋色になってしまいました。飼っている犬たちも食欲が出てきたようで、何となく超えてきたように思います。まだまだこれからなのでしょうが、食欲の秋到来のようです。
各地で早場米が出始めています。新米の美味しい季節になりました。工房は新しい飯碗をHPに出していきます。使って楽しい、またご飯がおいしい飯碗。飯碗ができれば一人前とよく言われました。若い頃は「飯碗ぐらい、」と思っていましたが、陶芸を始め5年、10年とたってくると、何とも奥の深いものだと思うようになってきました。自分なりのオリジナルな飯碗となると、さあ、どうでしょうか。一生にどのくらいのものが出来るでしょうか。毎日使っても飽きのこない、それでいて益々愛着の湧く飯碗となると、そう簡単にできる物ではありません。
さて、日本人はいつ頃から陶磁器を使ってご飯を食べだしたのでしょうか? 階級にもよりますが、町民あたりが使いだしたのはやはり江戸中期、伊万里で磁器が焼け、大量生産が可能になってからだと思われます。最初は上級クラスの高値の花だったものが、徐々に庶民にも使えるようになった。また、庶民が玄米から白米に変わっていいたのも、この時期だったと思います。日本人は長く木器で玄米を食していました。磁器の飯碗で白米を食べる。時代が大きく進歩したように思いますね。今と変わらない食卓の風景です。
そんなことを考えると、文禄、慶長の役は後々の日本に産業や経済を大きく推進させることになったと思います。近代の基礎を作る、意味深いものだったと考えられます。このことはもう少し時間を費やし深く書いてみたいと思っていますが、今食卓にある一つの飯碗から色々なことを考えられ、面白くなってきます。
日本人はお箸やお茶碗など自分自身のものを持って暮らしています。これも世界では珍しいことの一つだと思います。マイ茶碗、マイカップ、マイお箸などなど。生涯にいくつもの飯碗と出会い使い、ともに人生を生き抜いていく。飯碗、されど飯碗。そのような事を思いながら、今日も轆轤を回しましょう。がんばろ。

京焼「ワラビ文小皿」です。
菊の花の形をした豆皿にワラビ文を描きました。落ち着いた土味に”ニゴ箒”という稲穂でつくった刷毛を使い白化粧を施してあります。
シンプルな趣ですが、キリッとワラビ文を引き立てています。お料理の隣に、薬味やお塩などの脇役使いで活躍してくれます。
陶主は今日も新調合赤土を使っての見本制作です。残った土で前回はぐい呑みを作りましたが、今日は飯碗をろくろびきしました。夕顔文の飯碗になる予定です!新作ができてくるとワクワクします。私は四方小皿の菊文を絵付け中です。


陶主は昨日赤く配合した土で「夕顔文向付」の見本制作です。私は上絵の窯を詰めました。内容は乾山写し雲菊文銚子と鉋目皿の見本、花文小皿の追加制作の様子見の3種です。昨日、工芸店様から追加制作の注文を頂いたので、早速上絵付けの用意に入ります。



おはようございます。今日は久しぶりに朝からすがすがしい天気に恵まれています。台風が過ぎる、気が付けばすっかり秋になっていました。蝉の声が遠のき、草むらの虫の音が心に沁みて参ります。
日本の陶器は世界の陶器から見るとかなり異種的です。季節感がてんこ盛りです。小皿一枚にも四季の花鳥風月が描かれていて、こんなに丁寧に季節を生活に織り込んでいる陶器も珍しいと思います。日本人はよく、目のご馳走と言いますが、ただ単に煌びやかなものを指して言っているのではなく、移ろいやすい四季折々の風情を細やかに表現されている品物をもって、この言葉が使われるように思います。
私たち日本人は工芸品に、見て触って味わって、またそのものを所有する喜びを求めています。移ろいやすい自然を自分の心の中で所有したい、自分の思い出をパッケージしたい。生活の折々に思い出の品を使ってみたい。数寄者と言われる根源は誰でもが持っているのではないでしょうか。
日本の工芸の特徴に「時間」がうまく描かれています。その時間の感覚を「妙」と表現したりもしているように思います。妙味とは、お皿ならお皿がまるで時空をこえて生き生きと生命をもって動くさまを感じることだと思います。
工芸にとって重要な言葉に「用」があります。用の美、柳宋悦先生が提唱された工芸の根本理念の一つだと思います。それをただ単に使いやすさなどと理解されると少し違った方向に行くように思います。日本人は用をもっと深く捉えていました。仏教でいう仏の働きを指していたようです。自己を消し自然と一つになり、仏の働きそのものになる。自利利他の働きと言えばいいのでしょうか。その働きが美の根源だというのです。
単に自然を描けばいいというものではないでしょう。草木に風が吹く。懐かしい父母の移り香が匂う。そんな一枚の皿に人は自分を見ることができるのではないでしょうか。物を手に入れる、それは自分自身を手に入れることだと思うのですが、いかがでしょうか。
九月も始まりから荒れる模様です。台風5号による被害が各地に出ています。和歌山や奈良の山間部で川の氾濫で多くの人が亡くなり、また行方不明も出ています。今年は激しい厳しい年のように思います。本年も後半期になってきましたが、一層厳しさが増していくように感じています。心して、と思いますが、気持ちが内向きばかりだと何事も始まらないので、「今日も活きるぞぉ!」と朝心身に喝を入れています。
と言っても九月。朝晩少しは過ごしやすく新しい何かに挑戦したくなってきます。苦しい八月を何とか作品作りで気持ちを乗り越えてきた結果が少しずつ出はじてきました。少し上向きながらも底入れを怠るわけには行けません。しっかり地道にベースになる品物を作っていきたいと思っています。
陶芸の基礎は何と言っても土作りです。自分のイメージの土を探すことは基本中の基本です。いろいろ各地の土屋さんから見本をもらい自分なりに調合を重ね、またその土屋さんに試作を作ってもらいながらも、自分思う土を探すのですがこれでいい、と思える土に出会うことは至難の出来事です。私は必ず現場に行きます。土の採取場に行くとわくわくしてきます。現場の話は時に大発見に繋がります。今陶芸界で枯渇している材料の一つに、黄土があります。いい黄土が手に入らない。どの土屋さんも困り果てているのが現状です。特に私が最近手がけている「乾山陶器」には不可欠な材料です。
京焼、特に乾山焼きの基本になる土は、信楽の白土に鉄分の多い黄土を混ぜ込み、うまく化粧土がのる様に調合してあります。また黄土単味の仕事で有名なのが土器皿ですが、今乾山が使った黄土を手に入れようと思うと、それはかなり難しいことです。まあ、そんなことばかり言えないので。この二年何とか自分なりに探し求め、これという黄土を手に入れることができました。ここまで来ると企業秘密ですね。
陶芸は本当にコツコツと積み重ねていく仕事です。何年も何年もたってから、昔思考を重ねた一片のテストピースから閃きをもらう時がある。10年前、20年前の仕事が今に繋がっていく。陶芸の奥深さをしみじみ感じる昨今です。頑張ろう。
新作「ワラビ文豆皿」です。久々の豆皿の新作です。どうぞよろしくお願いします。乾山土を使い白化粧で景色を作った上に鉄でワラビをワンポイントで描きました。ワラビは春の絵柄ですがとても人気があり、普段使いでたくさん使ってもらえる小皿にしました。
乾山写し銹絵染付絵替り醤油差しです。蔦、双葉葵、桐、松ぼっくり、菊の5種です。

乾山写し絵替わり土器皿です。醤油さし、土器皿ともに工芸店様にて販売致しております。

先週、菊形向付の原型を修正したものをまた型打ちして様子を見るための鉢をろくろ制作しました。その後、工芸店様の新作リクエスト「乾山写し夕顔文向付」の為の土色合わせ、と言いますか。土の赤さを見るための試作です。3パターンほど作る予定です。絵付けは、乾山写し鉋目皿の型制作への作り変えした分です。立葵文の葉の部分に色を盛りました。



こんにちは。台風一過とはやはりいかないようで、まだまだ各地に洪水警報が出ています。雨量の多さには驚きです。十津川の災害をニュースで見ましたが、川沿いの村は大変怖い思いで夜を過ごされたことでしょう。私が住む大川村も昭和46年鉄砲水が出て、村を真二つに引き裂きました。小さな川ですが夜中地響きを立てて土石流が流れた様は何とも恐ろしい光景だったそうです。その災害で今は川上に大きな砂防壁が段々に造られています。
災害国日本、今年はどのようになるのでしょうね。悲観的な文章が多くなってきます。しかしよくも悪くも日本が大きく変わっていくチャンスなのでしょう。日本だけの出来事ではなく、世界がどうしても今の仕組みでは立ちいかなくなってきています。よく言えば100年に一度、1000年に一度の変革期の証人になれるのですから。面白い、楽しい、わくわくする、ととらえられるといいのですが。
今日は工房もお休みです。それで午後から貝塚市山手地区公民館陶芸クラブの日曜講座の指導に行ってきました。来月の公民祭、引き続いて貝塚市文化祭に出展する作品がみなさん大詰めを迎えています。毎年のことですが日にちが足りない人が出てきます。作品作りに追われて、こちらもひっきりなしに要請がかかります。皆さんの熱心な心にこちらも答えてあげたくなります。陶芸を通して交流していく世界が楽しく面白く感じています。
ここ貝塚で水間焼伏原窯が独立して26年。公民館陶芸クラブを指導して21年。地域に少しずつですが根差してきたと思っています。貝塚市役所の玄関にも水間焼の展示をしてくれています。南海貝塚駅前に市の「ぶらんどショップ」がオープンされ、貝塚市の特産品としても展示してくれています。
私が独立した時に水間焼伏原窯はこのようになればいいのになぁ。というイメージがあります。貝塚は古風なところが多く残っていて、願泉寺を中心に京文化も色濃くあって、そんなところを焼き物で表現され、造形されたら面白いものができそうだと思っていました。京風なしかしどこかいい意味での田舎さがある焼き物。地元の皆さんのこころが可愛らしく形になったらいいのにと思っていました。一朝一夕にはできない仕事ですが、泉州貝塚を代表し、世界に通じる焼き物を作るが私の生涯の仕事だと思っています。
今日は朝から工房犬菜奈子の診察に行ってきました。骨は綺麗にはひっつきませんでしたが、痛みはないようなので絶対安静を解除し、普段の生活に戻してあげることになりました。囲いも取り外し、もとの部屋を設えてあげました。仕事は先日型打ちのために作った鉢型のものを陶主が型打ちを試してみたのですが、型の切れ込みが小さかったらしく、型を修正することになりました。絵付けは乾山写し「菊形向付」の続きです。


近畿地方は大型の台風12号の影響で各地に大雨洪水注意報が出ています。ここ泉州地方にも朝から注意報が出ているのです。今、四国に上陸したとニュースが出ています。速度が遅いので一昨日からの雨量はかなりのものでしょう。幸い工房は平常通りです。
一昨日の窯焚きも無事終え、昨日早速窯出ししました。思ったことがいい結果を出していたので、仕事に弾みが付きます。どの業界もそうなのでしょうが、この不況で工藝界もかなりの打撃を受けています。私たち作り手は品質のよい材料で支えられております。その材料を作ってくれる土屋さんや灰(あく)屋さんなどが廃業に追い込まれています。時間を重ね品質を保ってくれていた業者さんたちが悲鳴をあげて廃業されていく。こんな声を聴きました。「ここから早く逃げた者が勝ち。」悲しいですね。こんなことを聞くのは。
私たちはその中でも何とかいい作品を作ろうと研究を重ねています。今回土屋さんが変わったことで土味や焼けに不安があったのですが、考えていた調合でクリアーできたのが少しうれしく、安心いたしました。乾山陶器を本格的に始めて三年。いろいろな材料でテストを積み重ねて参りましたが、ようやく目指すところまで辿り着きました。しかしこの材料がずうっとあるとも限らず、いつどこかの業者が休業、廃業するか、そんな不安が付きまとうのがいやですね。材料の確保が先決ですが。
思えば長く焼き物ブームが続いていました。どこが潮も目だったか。そうですね、2000年に入ってたらでしょうか。徐々に衰退していったように思います。作品の内容もマンネリ化してきて、後継者もついてこなくなった。山があれば谷がある。しかし谷間に地殻変動が起こったように思います。失ったものは大きいかもしれませんが、現状を真摯に受け止め、前に駒を進めていく。きっと新しく開けてくる場所がある。そう信じて歩いていくのみです。
窯出しです!久々の窯たきだったので、窯が出てきたら今している仕事が前に進んだように思います。焼きあげ作品は後日アップしたいと思います。内容は土の焼け具合もよく、陶主もほっとしている様子です。細工物は本当に時間がかかりますね。これから乾山写し「雲菊紋銚子」に赤絵を入れていきます。



「辰砂椿マグ」のご紹介です。
雨が長く降っていますね。
工房の朝はコーヒーを淹れることからはじまります。工房にコーヒーの香りが漂って何とも気持ちのいいものです。
皆様はどんなカップでコーヒーをお飲みですか?私どもは陶器屋ですのでもちろん陶器のカップですが(^^)
口作りの薄さ厚さや、手に持った時の重さ軽さ、焼き込みの違いなど、チェック項目は上げるときりがないですね。
知人で喫茶店をされている方が、私どものマグカップを購入されてコーヒーを飲んだところ、いつも飲んでいるコーヒーが美味しく感じたそうです。そこで、お店で使っているカップをいろいろ出してきて飲み比べをされたそうです。そうしますと伏原窯のマグカップが一番美味しかったそうです。有名なメーカーのカップよりおしかったそうで、”不思議です!”と仰ってました。
手づくりの良さでしょうか。陶主の技でしょうか。先ほど上げたチェック項目とは違う、何かが美味しくさせているように思います。皆様、是非一度お試しくださいませ!
土の仕分も仕事の一つです。クラブの方の使う土を小分けにして袋詰めします。画像(中)は乾山写し絵替わり飯碗の新作です。9月は飯碗特集を予定しています。こちらの絵柄は梅文と雲文です。よろしくお願いします!
昨日から焚いている窯が終わってから、陶主は菊形向付の型打ち用にろくろで鉢型のものを水びき(ろくろ成形のこと)しました。乾かないようにケースに入れて収納します。型打ち作業は後日です。



お早うございます。昨日から窯を焚いています。乾山陶器を始めて三年になり、いろいろな物を創ってきました。この窯にも細工物が多く入っています。汁次の形をそのままに小型にして醤油差し。手付きの銚子、などなど。7月、8月はこの細工物を作るのに費やされてしまいました。かなりの手間仕事になってしまいました。しかし以前作った品物より一段と良くなったように思えます。何事も経験です。経験なくして進歩なし、ですね。
今日は朝から台風の影響でこちらは雨模様です。それほど激しく降っていませんが、今夜から本格的になると聞いています。9月は防災月間です。今日も朝のテレビは防災グッズを紹介していました。阪神淡路の震災時と違って、かなりのレベルで防災意識が高まっていると思えます。最近私は意識して生活をシンプルにしようとしています。身の周りのものを整理し始めています。これもきっと防災にたいして自己防衛が働いているんだと勝手に思っています。自分にとって何が必要なのか、大切なのか、よくよく考えるようになりました。
今回の震災で「絆」という言葉が出てきました。これはいのちの繋がりを意味しているのでしょう。生きとし生けるもの、いやそれだけではなく私たちが生命と感じていないものも本当は深く生命循環にかかわり支え合っている、そんな深く尊いいのちが連綿として時空を超え繋がっていることに意識するようになりました。私たちは自然の恵み、恩恵を受け仕事をさせてもらっています。土、水、火。釉薬には木の灰が入っています。また色を出すのに金属を粉にして使っています。自然の5元素と言われるものを使って、心を表現し伝え合い、絆を築こうというのが、わたしの陶芸です。
雨がしきりに降りだしました。間もなく窯も1200度を超えだしました。昨日から続く窯焚きも佳境になってきました。今回は酸化焼きでじっくりねらしたいと思います。
釉薬の直しを終え、窯詰めです。窯詰めは下から順番に何を入れていくかを考えながら詰めていきます。焼く場所でも焼け方が変わってきますので、慎重に進めていきます。内容は 乾山写し絵替わり土器皿、乾山写し醤油さし、銚子、乾山写し松文茶碗、です。陶主明日は窯焚きです。

昨日からの釉薬掛けの続きです。土器皿の絵付けを終わらせ、釉薬の直しをします。指あと直しとか言いますが、釉薬をかける際に器を掴む部分に釉薬が付きません。その部分に後から筆で釉薬を足し、また付き過ぎている部分は鉋(削り道具)ではつったりします。釉薬をかけるのは瞬間技ですが、その後の直しは結構時間がかかります。


