工房サロン的ー火曜教室

今日は火曜教室の日でした。火曜教室から旅行に行く話で盛り上がりました!伊万里の方がいいか、九谷の方がいいかと。。。温泉有り、美味しいもの有り、旅行は計画が楽しいですね。実現してくれると嬉しいな、と期待しつつ。写真は生徒さんの銹絵雪笹手鉢に仕上げの雪(化粧)をかぶせます。綺麗に雪が出るといいですね。その後、乾山写し「花文小皿」に化粧をかけました。


伏原窯日記23年6月14日

工房サロン的ー火曜教室

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素焼き窯詰め、乾山写し「銹絵染付松文茶碗」削り仕上げ

今日は朝から灯油窯で素焼きの窯詰めをし窯をたきました、仕事は乾山写し「銹絵染付松図茶碗」の削り仕上げです。私は、乾山写し「花文小皿」の輪花を取るための割り付けをし、ホームページの入力作業です。

伏原窯日記23年6月13日伏原窯日記23年6月13日伏原窯日記23年6月13日

乾山写し「花文小皿」削り仕上げ、「錆絵染付白彩菊桐文角向付」下絵付け

陶主は乾山写し「花文小皿」の削り仕上げです、私は顧客情報の整理をし、昨日化粧をかけた「錆絵染付白彩菊桐文角向付」に同じく桐の型紙で下絵付け?というのでしょうか。鉄絵具と呉須で抜いていきます。


伏原窯日記23年6月11日伏原窯日記23年6月11日伏原窯日記23年6月11日

乾山写し「錆絵染付白彩菊桐文角向付」化粧がけ

陶主は貝塚市山手公民館、陶芸教室の指導へ行きました。私は先日陶主が作っていましたお見本、乾山写し「錆絵染付白彩菊桐文角向付」に化粧をかけていきます。前に作っておいた菊形の型紙をしき、化粧をかけて抜いていきます。この作業、とても楽しいです!美しく菊の形が出た時はテンションが上がったりします(^^)

伏原窯日記23年6月10日伏原窯日記23年6月10日

乾山写し「銹絵染付白彩菊桐文角向付」、「銹絵染付白彩藤文向付」化粧掛け

陶主は乾山写し「銹絵染付白彩菊桐文角向付」見本の削り仕上げです、私は陶主は昨日仕上げた「銹絵染付白彩藤文向付」の見本に割を打って、白化粧を掛けました。それから、乾山写し絵替わり角皿1セットを絵付けしました。来週からまたHP引っ越しの作業です。パソコンをずっと使っていますと、無性に日頃の絵付け仕事へ戻りたくなります(^^)引越の日が近づいていますので、そんなことも言ってられませんが。。。

伏原窯日記23年6月4日伏原窯日記23年6月4日

伏原窯日記23年6月4日伏原窯日記23年6月4日

乾山写し「銹絵染付白彩菊桐文角向付」制作

陶主は乾山写し「銹絵染付白彩菊桐文角向付」の見本制作です。2種類を3個づつ作っています。今日はHPリニューアルの(株)デザインさんが操作説明をしに来てくれました。ブログの書き方や、その他ページに関する説明や質問を聞いてもらいました。とても親切な対応で分かりやすく、嬉しいです。

伏原窯日記23年6月2日伏原窯日記23年6月2日

乾山写し「色絵草花文鉋目皿」 てびねり、紫陽花角皿絵付け

今日は、ここのとこ調子の悪いラッキー君を病院に連れて行きました。いろいろな検査をしましたが原因はわからずで心配です。仕事は引き続き、陶主は乾山写し「色絵草花文鉋目皿」のてびねりです、私は紫陽花角皿絵付けの表面を仕上げました。明日ひとまず焼きます。


伏原窯日記23年5月11日伏原窯日記23年5月11日

製作工程について

はじめに土をつくる

DSC_0143.jpg「一、土。二、窯。三、細工。」と云われています。
焼き物作りで一番重要で根幹をなすのが、土です。
焼き物で使われる土はいったいどの様な「土」なのでしょうか?興味の湧くテーマです。

彼の乾山にして「地球上の土石に於いて焼き物に使えぬものはなし。」とまで言わしめています。

私もその通りだなあ、と思いますが、もう少しテーマを絞って考えると、焼き物の土には二つの大きな要素が必要です。一つは可塑性、適度の粘性がある。もうひとつは耐火性、どの位の火に耐えられるか。土には色々な性質があります。

がさがさと砂の多く混じったもの、粘度分が多く乾燥時に歪みや切れが生じ易いもの、土の数だけ焼き物がある、と言えるかもしれませんね。

土の性質を知り、土を活かし土が持つ造形を引き出せたら、素直で自然な喜びのある器が出来るでしょう。


d-14.jpg近頃は色々窯もありますが、私は灯油窯を使用しています。
薪窯には薪窯の、また電気窯は電気窯の焼き物が在ります。いろいろな焼き物があって面白いと思います。

自分のイメージするのもが最大に表現されれば云うこと無いのですが、自分の環境に合う窯となると色んな制約が有ることです。

しかしいつの時代も同じようにイメージと制約のギャップが製作を押し進めるのであり、この時代の焼き物も同じことが云えるのだと思います。

では何故灯油窯なのか。それは、ガスや電気窯では表現しにくい、「柚子肌」云う釉調が生まれ易いからです。

これは読んで字の如く釉の表面が柚子の肌の様な光たくをなし、それ故、目に優しく手触りも良い釉調と云う事です。

食器はいつまでも飽きのこない物で在りたいと思うからです。


轆轤(ろくろ)

d-19.jpg水挽きともいいます。最近ようやくこの意味が判るようなりました。
これを伝えてみたいと思うのですが、まだ、言葉が見つかりません。さて、轆轤は私にとって大変重要なファクターです。

三十年色々な土で色々な物を挽いてきましたが、限りなく奥深く、また楽しく、時間を超越した様な空間を与えてくれます。

十分水を含んで良く菊揉みされた土を轆轤に載せる。土に含ませる水加減が大変重要なのです。両手に水を付け轆轤を静かに回転させる事で、まるで土が解けていくように私の思いが形になっていくのは、妙味の限りです。

水挽きには呼吸の「間」いうものがあり、その「間」を使う事でこころを土に伝えている様に思います。


釉(うわぐすり)

d-7.jpg私共の釉は全て天然木灰で作っています。

木灰の種類も多く、松、欅、樫、藁、など色々と使います。灰の性質も色々で混ぜる石によって沢山の美しい釉ができます。
たとえば松灰は鉄分が多いので青磁に使い、藁灰は乳濁釉というように。

また釉は土や焼き方で色々と変化します。窯変という言葉がある様に窯の雰囲気で変化する釉は大変魅力の有るものです。