今日の仕事は藪に鶯茶碗の下絵付けです。
焼き上げ作品2018年7月
黄交趾菊形豆鉢
交趾貝形小向付
色絵宝尽くし紋煎茶碗
ふるさと返礼品
暑さもますます厳しいですが、みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。
今日は貝塚市ふるさと返礼品についてのお知らせです。
2017年度は、ラインナップにお湯呑みが2種加わりました。
人気の絵替わり飯茶碗とお揃いでお使い頂ける、絵替わり湯呑み。
乾山の向付をお湯呑みにした、四君子湯呑み。
絵付け師がひとつひとつ蘭や柳、山水、梅、竹の絵を描いています。
どちらも5客セットのご用意です。
詳細はこちらからご覧下さい。
ふるさとチョイスー貝塚市ー陶器
https://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/27208
めし碗雑記2
引き続き、「御飯茶碗孝」ですが、私が未だ修業時代 学生だった頃によく
めし碗の原形は井戸茶碗と云われ、めし碗も茶碗を作るように、作りなさいと助言されました。
なるほど、あの大井戸茶碗は朝鮮のめし碗か!とうなづいた思いですが、今は大いに疑問を持っています。
まぁ、それはともかく井戸茶碗を含め高麗茶碗には多くの勉強するロクロ技があります。先ずご飯茶碗は、
飯を盛り、手に持ち、箸を入れ、また茶碗に口を触れさせるなど、身体を接触する場面の多い器です。
それ故、機能的に制約が多くあり、又その人々の好みがあらゆる場面で反映される何々気むずかしい器です。
私にとっては職人として最も作るに値する器であり、また多くの人に愛されるめし碗を作る事に誇りを感じるものです。
2017.5.5
めし碗雑記1
「ごはん茶碗を作る。」
食器を作る者としては、一番大事な仕事です。
毎日、三度三度、昔はごはん茶碗に飯を盛って食べていました。
今は少し事情は変わってきましたが、用途としては、最も手の馴染みにうるさい器です。
それではいったい、日本人が器に飯を盛って食べだしたのは、どのくらい前でしょうか。
テレビや映画などで江戸初期の庶民の食事風景が出て来ますが、
「いやいや!その頃はその器、焼けてないでしょう」とツッコミを入れてしまうのも、
一種の職業病でしょうか。
この度飯碗をシリーズで数量限定で提供していくにあたり、密かに自分自身に対して「ザ めし碗」とタイトルを入れて初心に帰り勢い込んでいます。
最初のごはん茶碗は、今までの人気乾山図シリーズを飯碗に写してみました。
日々お使いになる器ですので、手取りの軽さ、又高級感に気を遣って作陶して居ります。
一汁一菜、めし碗ひとつとお椀、最高の贅沢
2017.5.2 (火)
陶主 伏原博之
(蓋物の水引きの様子)
伏原窯のお薦め飯茶碗
伏原窯おすすめの器をご紹介!
乾山の器を飯茶碗に置き換えた、
普段使いの飯碗です。
持つ手は軽く、見た目にも華やかで、
お食事の気分を明るく照らします。
おひとつから、どうぞ。
葵の花模様が華やかなこちらには、
季節の炊き込みご飯を。
サイズ 径11.4 × 高さ5.8
少々小ぶりな、女性の手のひらにも納まる程度の大きさです。
工房でもこのお茶碗でご飯を食べていますが、
ふしぎと、毎日の食卓がぱっと明るくなるのです。
皆さまの食卓でも実感していただきたいなぁと
心から思います。
葵紋茶碗 ¥6,930(税抜)
葵紋の飯碗は工芸店様でも取り扱っています。
器の楽しいお話と共に、詳しく書かれていますので、
ぜひご覧ください。
絵替わりで5種ございます。
左上から:葵紋・七宝紋・雲紋
左下:木紋・梅紋
こちらの5種セットは貝塚市ふるさと納税返礼品の
対象商品となっております。
貝塚市ふるさとチョイスは こちら
お問い合わせはページ右上の [ お問い合わせ ] をクリックし、
質問フォームよりお願い致します。
乾山雪杉図向付ー絵付け
仕事は午前中、色絵松桜紋茶碗の箱の用意です。桐箱に砥の粉をふいて字をかき、和紙と紐で仕上げます。その後、雪笹文向付の削りです。絵付けは乾山雪杉図向付の下絵付けと水仙小皿の色盛りです。
菊形箸置きー色盛り
仕事は乾山雪杉向付の足付の続きです。絵付けは菊形箸置きの色盛り、松桜文茶碗色足し、錫銚子の陶蓋の色盛りです。
色絵毬紋4寸皿ー絵付け
陶主は春草文醤油差しの削り仕上げです。いつものことながら一つ一つですね。私は色絵毬紋4寸皿の絵付けの続きです。金の骨描きを終え、赤を入れていきます。このお皿は抹茶碗から図案をうつしたものです。お茶室に入っていく文様を普段使いの4寸にアレンジした結構あり得ないお皿です(^^)それ故、手もそうとう込んでます。
2012年9月焼き上げ作品
今回の窯は新作がいっぱいです。今日これから工芸店にいって打ち合わせです。いい話になるといいですね。
上から、菊桐文角向付ー型を作り直してのリベンジです。
菊桐文皿ー菊桐の角向付↑にちなんだ新作です。
雪笹文銘々皿ー前回納めた雪笹文鉋目皿の銘々皿バージョンです。
葵紋飯碗
松葉文長皿ーお正月に向けての新作です。
菊形豆皿 水仙文豆皿 夕顔文向付 夕顔文飯碗
秋草文抹茶碗 松図大鉢(※上絵途中)
刷毛目4寸皿-ろくろ成形
陶主は昨日からの刷毛目4寸皿のろくろ成形の続きです。私は雪笹文向付に割をつけました。笹の位置で口元を削り仕上げていきます。その後、秋草文茶碗の絵付けです。
雪笹文向付ー削り仕上げ
陶主は昨日ろくろで作った雪笹文向付の削り仕上げです。私は絵付けの続きです。松図向付と秋草文茶碗です。
秋草文茶碗ー下絵付け
陶主は先週から白化粧をかけています。器は夕顔文飯碗です。平向付を作った時に同じデザインで作った器です。最近のヒット飯碗です。私は抹茶碗の絵付けの続きです。秋草文を描きました。白い丸は菊の花です、間が開いている空間に赤や黄の菊を上絵で描いていきます。仕上がりは華やかになる予定です。
焼き上がりはこちら→秋草文茶碗ページへ
秋草文茶碗ー白化粧掛け
今日の工房の仕事は夕顔文平向付の白化粧付けです。筆を使って化粧を付けていきます。その後、新作の小どんぶりの割り付けと化粧掛けです。抹茶碗は秋草文と朝顔文になります。乾山の器は白化粧を使って背景や花を見せる構図のものが多く、化粧の使い方に面白さを感じます。
葵紋飯碗ー化粧掛け
陶主は葵紋飯碗を削り終え、白化粧をかけました。その後、茶碗の削りに入りました。私は椿文四方小皿の絵付けが終わりました。週明けに焼く予定です。
新作抹茶碗ーろくろ作成
陶主は新作見本を作成しています。本歌は乾山のお茶碗です。私は石膏型のサイズ出しがようやく終わりました。たたらをつくっておこしてみることになりました。
梱包・ラッピングについて
通常梱包
通常の梱包は器を薄紙で包み、ウレタンフォームで包みます。ちょっとしたプレゼントなどで包装をご希望の場合はこの上から伏原窯オリジナルの葡萄染包装紙で包みます。ご希望の場合は注文フォームのメッセージ欄に「包装紙希望」とご記入くださいませ。
プレゼント梱包
プレゼント用の箱をご用意しました。 5000円以上お買い上げでラッピング箱をサービスさせて頂きます。
Sサイズ 10.0×10.0×高さ10.0
(お湯呑1客、豆皿、箸置きなどの小物)
Mサイズ 16.5×16.5 高さ10.6
(マグカップ2客、4寸皿、ご飯茶碗)
Lサイズ 23.5×15.5 高さ14.2
(ビールカップ、セットもの)
ご利用の場合はご注文フォームのメッセージ欄にご希望を記入下さませ。内容と箱を合わせてご返信させて頂きます。
箱のサイズが合わない場合は検討させて頂きますので、ご一報くださいませ。
複数箱がご入用の方・化粧箱・桐箱(有料)
化粧箱は最低数5箱以上のご注文になります。価格の目安は大きさにもよりますが1箱300円~です。
桐箱の価格の目安は1箱5000円~です。
どちらもご注文を頂いてからの発注・制作になりますので少々お時間を頂きます、予めご了承ください。
詳しくはお電話(072・478・8127)、お問い合わせフォームにてお問い合わせくださいませ。
今日は火曜教室
今日は火曜教室の日でした。小さめの食籠(じきろう)、大茶碗、片口鉢と各人いろいろな器を作って楽しんでられました。工房での教室は少人数でのサロンのような場なので、ゆったりと作陶を楽しむことが出来ます。
仕事は鉋目皿の新作見本を作りました。明日削って、仕上げ絵付けを入れ窯に入れます。急ぎです!絵付けは京焼「色絵小紋薬味入れ」の上絵付けです。青を入れていきます。
今日は窯焚き
陶主は窯焚きをしながらの、今日は火曜教室の日でした。写真は生徒さんの作品に手を入れているところです。大茶盛ほどは大きくないけれど大きな茶碗をというリクエストです(^^)私は十草飯碗を仕上げ、花文小皿の追加制作の用意です。緑の上絵具を調合してすり鉢ですっています。
新作アップしましたー「乾山 松図茶碗」
新作、乾山写し「松図茶碗」焼きあがりました!
ようやく秋の風情が出てきましたね。工房ではもう年末仕事です。
さて、この松図茶碗はやはり何といってもこれからの季節にぴったりな器です。内側、外側前面に松林で覆われ、冬の松林を感じさせる焼けに仕上がっています。
少し寒さが感じられてくるころは炊き合わせを盛ったり、ふろふき大根などはいかがでしょうか。 美味しい蕪の出回る頃には蕪蒸なんかもいいですね。
松図はオーソドックスな絵柄ですので時期も長く使え、飽きがこない一品です。
2011年9月焼き上げ作品ーその2
乾山写し「松図茶碗」です。HP新作です。よろしくお願いします!これから秋、冬の季節にピッタリな器です。前面に松林で囲んだ図柄は趣があります。
乾山写し「雲菊文銚子」です。こちらは工芸店様への納品の品です。
蓋の部分に安定感を出したリニューアルバージョンです。
京焼「菊文四方小皿」です。おなじみの四方小皿です。秋なので菊文から仕上げました。続いて椿文、おもだか文を制作予定です。 →京焼「菊文四方小皿」のページへ
飯碗、考、されど飯碗
太平洋高気圧が張り出してきているようです。少し落ち着いたお天気が続く様ですね。工房に朝から清々しい風が流れています。台風以後山間はすっかり秋色になってしまいました。飼っている犬たちも食欲が出てきたようで、何となく超えてきたように思います。まだまだこれからなのでしょうが、食欲の秋到来のようです。
各地で早場米が出始めています。新米の美味しい季節になりました。工房は新しい飯碗をHPに出していきます。使って楽しい、またご飯がおいしい飯碗。飯碗ができれば一人前とよく言われました。若い頃は「飯碗ぐらい、」と思っていましたが、陶芸を始め5年、10年とたってくると、何とも奥の深いものだと思うようになってきました。自分なりのオリジナルな飯碗となると、さあ、どうでしょうか。一生にどのくらいのものが出来るでしょうか。毎日使っても飽きのこない、それでいて益々愛着の湧く飯碗となると、そう簡単にできる物ではありません。
さて、日本人はいつ頃から陶磁器を使ってご飯を食べだしたのでしょうか? 階級にもよりますが、町民あたりが使いだしたのはやはり江戸中期、伊万里で磁器が焼け、大量生産が可能になってからだと思われます。最初は上級クラスの高値の花だったものが、徐々に庶民にも使えるようになった。また、庶民が玄米から白米に変わっていいたのも、この時期だったと思います。日本人は長く木器で玄米を食していました。磁器の飯碗で白米を食べる。時代が大きく進歩したように思いますね。今と変わらない食卓の風景です。
そんなことを考えると、文禄、慶長の役は後々の日本に産業や経済を大きく推進させることになったと思います。近代の基礎を作る、意味深いものだったと考えられます。このことはもう少し時間を費やし深く書いてみたいと思っていますが、今食卓にある一つの飯碗から色々なことを考えられ、面白くなってきます。
日本人はお箸やお茶碗など自分自身のものを持って暮らしています。これも世界では珍しいことの一つだと思います。マイ茶碗、マイカップ、マイお箸などなど。生涯にいくつもの飯碗と出会い使い、ともに人生を生き抜いていく。飯碗、されど飯碗。そのような事を思いながら、今日も轆轤を回しましょう。がんばろ。
窯詰め
釉薬の直しを終え、窯詰めです。窯詰めは下から順番に何を入れていくかを考えながら詰めていきます。焼く場所でも焼け方が変わってきますので、慎重に進めていきます。内容は 乾山写し絵替わり土器皿、乾山写し醤油さし、銚子、乾山写し松文茶碗、です。陶主明日は窯焚きです。
マグカップ 京焼「葵紋マグカップ」
京焼「葵紋マグカップ」のご紹介です。
この葵紋は、平向付、蓋向付、ご飯茶碗と多く制作している人気の文様です。 立葵のふわふわした形淡い質感が、夏の暑い最中に涼しげで愛らしいところが魅力の葵の花。
桃山日本の美意識によって生み出された琳派、ものの本質を捉えながら写実ではなく優しく描いていくのが特徴と言われており、図案化されたこの葵紋に乾山らしさを強く感じます。
制作にあたって、葵の花の空気感を大事に、絵具の濃淡を、また描き落しの強弱を意識して制作しました。軽やかに作られたボディと、葵の花が一つになって、葵の花が風に揺れ涼しげなマグカップに仕上がりました。落ち着いた昼下がりティータイムに最適なカップです!
乾山写し鉋目皿の原型の仕上げ、乾山写し「松図茶碗」絵付け
陶主は、昨日接着した乾山写し鉋目皿の原型の仕上げです。微妙なカーブを仕上げていきます。私は乾山写し「松図茶碗」の外側の絵付けを仕上げ、新作豆皿の原型制作に入りました。笹形とこの葉形の豆皿です。ここの所ラッキー君が騒々しく、叱ると座布団のチャックを噛み潰されてしまいました。先週作ったばかりのカバーなのに。。。
乾山写し鉋目皿ー原型制作、乾山写し「松図茶碗」絵付け
陶主は乾山写し鉋目皿の原型と土台を接着し、公民館の指導へ行きました。私は乾山写し「松図茶碗」の絵付けをしました。呉須と鉄で内側から描いていきます。
乾山写し「花文小皿」「松図茶碗」化粧かけ、施釉
私は素焼きをだし、撥水剤を掛け、あがった素焼きに少し傷があったので、新たに絵付けをしました。陶主は乾山写し「花文小皿」と「松図茶碗」に化粧をかけ、素焼きをだし撥水剤を付け、釉薬を掛け始めました。リチャード・ウィルソンの乾山全集が届きました!写真はあまりきれいではないですが情報量が多く、以前に大阪市立図書館で借りて気になっていた図録です。新作に活かしたいと思います。今日、ささゆり咲きました!優しい香りが工房に漂っています。
素焼き窯詰め、乾山写し「銹絵染付松文茶碗」削り仕上げ
今日は朝から灯油窯で素焼きの窯詰めをし窯をたきました、仕事は乾山写し「銹絵染付松図茶碗」の削り仕上げです。私は、乾山写し「花文小皿」の輪花を取るための割り付けをし、ホームページの入力作業です。
乾山写し「松紋茶碗」ろくろ制作
陶主は花文小皿をひき終わり、乾山写し「松紋茶碗」のろくろ制作に入りました。小ロットでの制作なのでテンポが速いです。私はブログ文章の入力作業です。
オーダーメイド価格表
価格について
こちらに表記しました価格は大まかな目安です。制作にあたっては大きさや絵柄によって作業工程が変わります。オーダーをお考えのお客様はお気軽にお問い合わせくださいませ。お問い合わせで多いのは茶道具類や、過去に水間焼伏原窯が制作したもので在庫がないものの追加制作の依頼など、多岐にわたります。食器の追加制作はお時間を頂きますが、できるかぎりお応えしたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
絵付けオーダー
京焼フルオーダー
種類 | 価格(1個) | |
---|---|---|
うつわ組もの (1組5客から) |
お湯のみ | 1組100,000円~ |
お茶碗 | 1組120,000円~ | |
鉢類 | 1組150,000円~ | |
お道具 ( 桐箱付) |
お抹茶碗 | 80,000円~ |
香合 | 120,000円~ | |
お水指 | 150,000円~ |
オーダーメイドご注文に関するご案内
※差し引かせて頂く諸費用
・制作手数料としまして価格の半分を頂きます。
・ご返送される送料
・ご指定先への振込手数料を頂きます。宜しくお願い致します。