きょう、窯出しでした。朝10時で230度でした。この温度帯から、貫入が入り出します。200度を切るまで自然冷却をします。
呉須や鉄絵がどう焼けたのか心配でしたが、上々の焼けでした。大変デリケートな薬掛けで釉薬の水加減が繊細極まりない配合でした。通常釉が薄いと下絵の発色がうまくいかないものですが、今回入手した呉須、鉄絵の具はこんなにも薄い釉にもきっちりと反応して素晴らしい濃淡を表現してくれました。
窯焚きのイメージはやわらかい酸化炎です。ゆっくりソフトに焼あげる事に注意を払いました。ねらしをいつもより長くひっぱりました。根気よく焼くのが今回のコツのひとつです。うまく焼く事が出来、今後に繋がる窯となりました。
窯出し、梱包、搬入、12月は20日が締めなので直接梅田まで持っていきました。あいにく真木さんはお留守でしたが、これで今年のようびの仕事は締めになりました。
伏原窯は東京のお店、暮らしの器花田さんからの粉引き杯を作り焼きます。まだまだ今年の仕事は続いていきます。
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