椿紋箸置きの仕上げ

椿紋箸置きの仕上げ

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こんばんは。啓蟄も過ぎると景色はすっかり春めいて参りました。光に力強さが増して来ました。山々はまだ冬の様相ですが、光が木々の奥にも射しているので、山の姿に生命を感じています。ジャンパーを着ないで朝の散歩に出かけても、今日は少し汗をかくようになりました。もうしばらくすると感じるもの全てが「春」になっていることでしょう。

工房は朝からお客様がありました。オーダーメイドの「京焼松紋猪口」を取りに来て下しました。すたっふMさんのブログに二三日前に紹介されていました。御本人もブログを見て下さって、すでに焼き上げの様子を確認してくれていました。オーダーメイドをしてくださったお客様はご自分の器が作られて行く工程をブログ等で見ることが出来ます。この様な交流をブログで紹介することで、また新しい企画が生まれてくると思います。徐々にですが、オーダーメイドに力を注いで行きたいです。一つ一つ手渡し出来る事を願っています。

椿紋箸置きの仕上げと化粧掛けをしました。乾山陶器の手順を踏みながら、箸置きといえども手間を惜しまずに丁寧に化粧掛けをしました。一度筆で塗って乾いてきた時にもまた塗ってと、何回も塗り重ねていきます。手間の入った工程ですが、乾山陶器に関して色々と発見することがあり、面白く進めています。これで一度乾山陶器の作業は小休止として、桜紋の汲み出しなど、注文を頂いている器を先行させていきます。

今日はまた桐箱の箱書きをしました。早速送る準備を致しました。

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