一つのいのち

一つのいのち

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんばんは。山の緑が日に日濃くなってきました。山帽子の白さが際立ち始め、梅雨も近づいてきたようです。昨日妻が早くもササユリを採って来て、こんな小さな蕾でも咲くのかと思うほどですが、早速花瓶に活けていました。三センチ足らずの蕾が咲くには、三週間くらいかかるかも知れません。楽しみです。

六月の楽しみは咲く花がいい香りに満ちていることです。今日もそんな話をしていると、それは昆虫を呼ぶためでしょう、と言うことのようです。間のなく田植えも始まり、色々な生き物が豊富に出てくる季節です。私はこの季節が最高に好きです。植物、昆虫、小動物、色々な生き物が我が家にやってきますが、何とも共に生きている感覚になって、命が一つになることができます。間のなくホタルも飛び交うでしょう。六月は楽しみの多い季節です。

幔幕の深向こうを再度挑戦しています。前回の窯は陣立てに問題があって、火の引きが悪く、いったん目的の温度近くに達したのですが急に温度が下がり出し、頑張って相当な時間をかけ我慢しながら焼き切ったのですが。還元がかかり、わずかな所で酸化に戻ってしまいました。色々反省するところがあるのですが、いつものことですがどうしても通過しなければならない失敗というものがあるようです。

何とか最短で成功させようと思う意志と裏腹に、失敗にはまっていく形というものがあるようです。抵抗しきれない運命を感じる瞬間です。

この記事の関連キーワード